豊胸術へのモチベーション
美容整形・美容外科へ行ってまで豊胸術を受けようとするには、やはりそれぞれにそれなりの強い動機があってのことだと想像ができます。動機として有力なのが、思春期から胸の発達が足りないと思い込み、しかも周囲の人たちが意識的にしろ無意識的にしろ、胸に関することを言ってしまったのがトラウマになっているようなケースではないでしょうか。多感な時期に植えつけられた劣等感は、生涯ついて回ることが多々あります。男性雑誌メディアを中心として、「女性の魅力は豊かなバストにあり」とでも言いたげなグラビアなども日常的に目に入ってきます。けれど、もっとも根本的にあるのが欧米的価値観の定着でしょう。
欧米的な価値観による美容整形・豊胸術
もし日本人の生活が和装中心であれば、「豊かな胸信仰」は、これほどでもなかったと思われます。つまり簡単に言えば、ある程度豊かな胸がある方が、洋服が似合うのです。フォーマルなドレスを着るときもそうですし、カジュアルなTシャツスタイルの場合も、ある程度豊かな胸を持っている方が映えます。それは、洋服が欧米で生まれたことを考えれば、どうしようもないことなのです。考えてみれば、美容整形・美容外科の繁栄自体が、欧米の美的基準を基にしているところから始まっています(二重まぶたがその顕著な例です)。豊胸術もその一つの例です。元来和装で過ごす日本の美的基準では、胸の大きさやパッチリした二重まぶたなどは要求していなかったのです。もちろん活動のしやすさ、ファッションのバラエティなど、洋装の優位性は世界を覆っています。その意味で、豊かな胸を求めて美容整形・美容外科へ足を運ぶ人たちの気持ちも分からなくはないのですが。
